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皮膚のいちばん外側に近い層を「角質層」と言います。
角質層は歩行したり体重を支えているなど
「刺激」を常に外界から受けている為に、硬く厚くなっていきます。
逆を言うと、角質が厚いために刺激から体を保護することができているのです。
しかし、一定の箇所にだけ刺激が繰り返された場合には、
角質に芯のように硬いものができて、
皮膚の深部である真皮層にまで入り込んでしまうことがあります。
この状態を「魚の目」と言います。
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魚の目ができると、角質が硬くなるだけではなく、
靴の圧迫や歩くことの刺激によって痛みが出るようになります。
これは角質に出来ている魚の目の芯が神経を圧迫するからです。
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魚の目に一番良く似ているのはタコですが、痛みの有無ですぐに識別することができます。
魚の目には痛みがありますが、タコには痛みがありません。
また、魚の目に似た痛みのある「いぼ」もあります。
薬局に行くと、魚の目の市販薬は多数販売されていますが、
上記のいぼのように違う症状であった場合、かえって悪化する場合があります。
もちろん削ってしまっても問題が起きることがあります。
魚の目は痛みが出ますから放置することもできませんし、
本当にそれが魚の目であるかどうか、皮膚科で診断してもらった方がいいでしょう。
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